omitsuで「tatamize」

こんにちは。omitsu夫です。

今回のblogでご紹介するのは昨秋より新たにお取り扱いさせて頂いている「tatamize」です。

宮城県仙台市を拠点に活動するデザイナー八重畑氏によるブランド。

「早く大量に作るのではなく本当に提案したいものを無理のないタイミングで必要な分だけ生産していきたい」

そのコンセプトを元に全てデザイナー自身が裁断・縫製・仕上げ・納品を手掛けています。

通常工場で生産される服の多くは裁断・縫製・仕上げ・分担なのは勿論、そこに関わるデザインやパターン(型紙)にも別の人達が絡み合いながら制作します。

「tatamize」は八重畑さんがこれらの作業を全てをこなすことでオリジナリティの高いデザインを見事に具体化、さらに高いコストパフォーマンスを持って提供してくれています。

今回は一つベストを掘り下げてご紹介。

変形的なダブルブレストは右合わせでも左あわせでも可能なデザイン。

ノーカラーですが首周りを返してラペルのようにする事でも魅力的なデザインな楽しめます。

両サイドに配置されたアジャストはデザインにアクセントを効かせつつシルエットに変化をつけることができる機能美に富んだディテール。

生地に使用されている硫化染めコットンヘリンボーンは使い込むごとに味わい深い表情に変化を遂げる経年変化が楽しみなファブリックです。

シャツやカットソーにさらっと合わせて着こなせる一品で、知的でいてこなれた印象を引き出します。

初めて仙台のアトリエを伺った際にパッと目に入ったのがこのベストでした。

八重畑さんの顧客さまが実際に着用してこられていた物が展示されており、とにかく雰囲気が良くてこれは是非注文させていただかなくてはと思った一着です。

ボタンの配置が絶妙でデザインとして見事。

両脇につく小さめなコインポケットも気が効いています。

なんとなく、コーヒーを入れているカフェのマスターを連想するのは僕だけしょうか。

作業をしている時だったり、歩いている時だったり、、、「何気ない所作と共に絵になる服」そんな魅力があります。

TATAMIZE・COOK VEST OLIVE ¥22,000

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お洋服は勿論、そのスキルを活かした帽子も良いんです。

紙芯など形を強く形成するものは使わず極力ナチュラルな仕立てが持ち味。さらに当たり前のディテールを当たり前にみない視点は八重畑氏ならでは。

個人的な意見ですが「頭の洋服」が「帽子」という概念の様。

ライトグレーのキルティングが美しくてパッと目を引くキャップ。

生地のステッチも八重畑さんご自身がミシンで縫っています。

頭頂部をつまむデザインはオリジナリティー溢れるtatamizeの定番的なデザイン。

ニットキャップの様な見た目ですがニットを用いている訳では無いのが不思議な感覚。カジュアルだけどカジュアル過ぎないと言ったら良いのでしょうか。脇役になりがちな帽子ですが帽子をメインにコーディネートを考えたくなる、そんなデザインです。

TATAMIZE・TWIST CAP BEANIE QUILTE LIGHT GRAY WOOL ¥17,600

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